With a smile and tears

『Music is cruel. But that is affection.』 認知の歪み。拗らせてるって自覚はありますが治そうという気は今の所ございません。私の頭の中を少々と、想ってることを少々。

》私はあなたを信じ 愛し続けるでしょう

本日2度目のブログ

更新率高めではあるが内容が薄い薄い。

 

今日も曲を聴いている

解散してしまって絶対に未来に残しておきたい、そして過去からも未来からも忘れ去られたくないバンドのことを話そうと思う

 

今回は『Suck a Stew Dry

メンバー脱退を機に解散し、名前を変え、別バンドとして活動をしている彼ら

サックのライブに行けたことがない

本当に行きたかったし、親に頼んで何が何でも行っておけばよかった。と。

後悔しても遅いのに私は失ってからいつも気づく

 

私は彼らの曲を聴く度に思う

「あの5人でしかSuck a Stew Dryというバンドのサウンドは作ることはできない。

あの5人でないとサックではない。」と。

解散はたしかにつらく悲しい。だけれど解散する彼等自身はいつだって前向きだ。

 

最後に彼らが出したアルバム『N/A』

全部で11曲、約40分前後

今回はこのアルバムに目をやってみるとする

ポップで明るいチューンから始まり、アコースティックのしっとり聞かせるナンバーで終わる。

 

私がこのアルバムの中で感情移入してしまうのが5曲目

明るい曲で失恋の曲を感じさせないのに、歌詞を読めば途轍もなく切ない。

 

薄々気付いてはいたけれど、
実際言われると傷つくなぁ。
今までこんなあたしのこと、
愛してくれてありがとうね。
薄々気付いてはいたけれど、
実際言われると傷つくなぁ。
いつかそのうち忘れるから、
それまでどうぞよろしく失恋、失恋。

失恋の曲でこんなにも明るくスカッと聴きやすい曲を作れるシノヤマコウセイさんは恐るべし。

 

強がって、愛してくれてありがとうだなんて言えちゃうこの主人公

でも最後の最後で

「本当は好きじゃなかったし。」
「本当は好きじゃなかったし。」
なんてね、それは嘘だよね。

1回目は強がってるが

2回目は自分に言い聞かせるように解釈できる

最後の一文で主人公の女性はまだ彼のことが好きだ。と私は捉えた

 

失恋したこともあるし、失恋もせずに儚く散った恋もある

そして過去、今まで生きてきて 好きになる人は必ずある人に似ててそして重ねてしまう。

そんなの私が悪いのは重々承知である

相手には重ねてることなんざ言えるはずもない

 

私が大好きだった人もよくよく考えてみれば

その私が勝手にその"ある人"に似てるから好き、似てるから重ねていたのかもと考えた時

しんどくてたまらなかった。

人を好きになるってしんどくて、必ず幸せになれる保証なんてものはない

好きだと思ってた彼のことを、他のある人に重ねて愛してたのかも思うと申し訳ない。

 

この主人公の女性は 本気でその振ってきた彼のことが好きで

その主人公の女性を降った彼は 彼女のことを好きなままサヨナラを告げたのかも知れない。

 

はたまた私のように好きな人は別に居てその好きな人は叶わない恋だと気付いてるから

この女性と重ねて居たのかも知れない。

そして女性の方はサヨナラを彼から告げられ、なんで?と理由を聴くと正直にそれを打ち明けられて、薄々は気づいてたけど改めて言われると傷つく。だけど別れてもやっぱり好きだ、

 

という私の偏見かつ想像したものだ。

 

でも、それがなんか愛しくなるし。

 

彼のこと、彼女のことを愛してたつもりだったけど

実際蓋を開けて見たら愛なんてなかったことなんてしょっちゅう

愛なんて見えないものなんだから、欲しがったって虚しいだけだ。

 

でも私が思うにその人のことを愛おしい という感情が芽生えた瞬間

愛は生じる。

 

愛は見えないものそして愛を欲しがってもなかなか貰えない

空しく、切ないが

自分が感じる愛おしいという薄っぺらな感情を

大事に重い愛を想って、人に与えてあげてほしい、と思う。

 

私を愛してもらえる人は居ないけど

自分自身を愛してあげられるようになりたいと感じる

 

 

わたしにとって このバンドは伝説、かつ大切だ

一人でもこのバンドを愛し続けている存在がいる限り残っていく。

音楽はいつだって残酷。でもそれが慈愛でもある

 

是非 Suck a Stew Dry の遺した遺作を

聴いてほしい。

 

 

 

 

 

明日も仕事やで

頑張るわ

 

 

 

 

 

ほな、また

 

 

 

 

09.22 Fri 2017